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27年度終了

丹羽良徳「名前に反対」

Minatomachi Art Table, Nagoya [ MAT, Nagoya ]は、1月15日(金)より丹羽良徳個展「名前に反対」を開催します。
丹羽はこれまで、社会システムや歴史に対し自身の身体を使い、疑問を投げかける映像作品を国内外で発表してきました。
本展では、フィリピンにおいて制作した、ゴミ山の命名権を販売することを目論んだプロジェクト《ゴミの山の命名権を発売する》を展示するとともに、プロジェクトを通して見えてきた「所有と命名」に注目し、関連するさまざまなテキストを参照・構成することで、新作インスタレーションとして展開します。
また、ワークショップやアーティストトークを交えながら「名前」が持つ社会的機能や特殊性がもたらす諸問題を考えていきます。

 

〈開催概要〉

■期  間 : 2016年1月15日(金)~2月20日(土)
■時  間 : 11:00~19:00(入場は閉館時間の30分前まで)
■休  館  日  : 日曜・月曜・祝日
■会    場 :  Minatomachi POTLUCK BUILDING 3F
                       (名古屋市港区名港1-19-23)
                         *名古屋市営地下鉄 名港線「築地口」駅下車、2番出口より徒歩1分
■入  場  料  : 無料
■企  画 : Minatomachi Art Table,Nagoya[MAT,Nagoya]
■主  催 : 港まちづくり協議会
■制作協力 : 国際交流基金



丹羽良徳《ゴミの山の命名権を販売する》2014, プロジェクト



関連イベント
本展会期中、さまざまなイベントを開催します。
■各回会場 : Minatomachi POTLUCK BUILDING
■参  加  費 : 無料

〈開催概要〉
名前への挑戦1・ワークショップ「ゴミと名前」
丹羽良徳とともに名古屋港エリアを歩きながら、丹羽作品を追体験できるワークショップを開催します。
■日  時 : 2016年1月16日(土) 14:00~
■定  員 : 10名(先着順)
■申  込 : info@mat-nagoya.jpまで「お名前/電話番号」をお送りください。

名前への挑戦2・対談「ゴミと社会―公共空間に何が持ち出されるのか―」
《ゴミの山の命名権を販売する》の制作過程を振り返りながら、社会の課題と『公共性』についてをアーティストと社会学者が考察する。
■日  時 : 2016年1月23日(土) 14:00~16:00
■スピーカー: 丹羽良徳×田中重好(社会学者/名古屋大学大学院環境学研究科 教授)

アーティストトーク「丹羽良徳独演会」
丹羽良徳がこれまでの自作とその思考について語ります。
■日  時 : 2016年2月20日(土) 14:00~16:00



 

同時開催
本展に合わせ、NADiff aichiにて「丹羽良徳フェア」が開催されます。
■期  間 : 2016年1月15日(金)~2月20日(土)
■問 合 せ : NADiff aichi(名古屋市東区東桜1-13-2 愛知芸術文化センター内B2F/TEL:052‐972‐0985)




 

〈ゲストプロフィール〉
アーティストプロフィール

 丹羽良徳/Yoshinori NIWA
1982年愛知県生まれ。アーティスト。自身の状況を転置することで眼に見える現実を解体し「公共性」という幻想のシステムの彼岸を露出させる新たな物語を作り出す企てを記録映像として作品とする。主なプロジェクトに、東ベルリンの水たまりを西ベルリンに口で移しかえる《水たまりAを水たまりBに移しかえる》(2004)、震災直後の反原発デモをひとりで逆走する《デモ行進を逆走する》(2011)、社会主義者を胴上げしようと現地の共産党で交渉する《ルーマニアで社会主義者を胴上げする》(2010)やロシアの一般家庭を訪問してレーニンを捜し続ける《モスクワのアパートメントでウラジーミル・レーニンを捜す》(2012)など。移り行く思想哲学とその歴史を横断する活動を展開している。
yoshinoriniwa.tumblr.com/xxx



Minatomachi Art Table,Nagoya[MAT, Nagoya] WEB:http://mat-nagoya.jp/