みんなと港まちを創る

イベントレポート

港まち手芸部


  手も口も動かして編み物を次々と



 活動拠点の港まちはかつて手芸店が多く立ち並んでいました。港まち手芸部はその盛んだった手芸文化を受け継ぐことを目的に部活動形式で集い活動を行いました。週一回の活動は、各人が編み物を中心にセーターや帽子など思い思いのものを作り上げます。参加者は常時15人程度、70代以上の近隣に住まう女性が中心です。手芸を行う楽しみだけでなく、おしゃべりができる場にも人気があるようで、活動時は港まちポットラックビルの1Fに活気が満ち溢れ、ビルの前を通りがかる人々が何をしているのかと覗きこむ様子も。しかしおしゃべりに夢中なだけでなく、次々と編みものが完成していくから驚きです。

  



  3年間の活動を冊子にまとめました



 活動は3年目となり、活動方法を皆で学び合う形式に変更しました。まちで手芸店を営んでいた93歳の住民を講師として教わっていましたが、継続的な活動によって参加者の技術が向上したことで、参加者全員で学び合うという方法をとりました。3年間の活動の様子や成果物、識者からの寄稿をまとめた小冊子を制作しました。受け継いだ文化が未来にも受け継がれるように、また他地域で行われる同様の活動の参考になることを願い、小冊子が完成されました。また、制作したニットやレース、活動の様子を撮影した映像などを喫茶店NUCOで6日間展示し地域内外に向けて活動を紹介しました。

 

 



開催概要

みんなと港まちを創る (2)港まちに呼び込む新たな風 
提案公募型事業 港まち手芸部

期 間|令和元年6月~令和2年2月に計28回、出張手芸部3回
会 場|港まちポットラックビル、NUCO、西築地コミュニティセンター
参加者|延べ388人
実 施|港まち手芸部

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