「振付家・ダンサー山下残」、猫窓ひろたに会いに行く。
ー音楽と踊り、お話とお酒にちょっと料理の夜ー

  人と人が出会う場を

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　港まちの知る人ぞ知る“のみもの、たべもの、おんがく”のお店「猫と窓ガラス」。店主のひろたさんがつくり出す不思議な映像と音楽と光の空間の中で、ダンサーが一夜限りの舞台を披露する。ダンサーは、港まちで毎年行われているアートと音楽の祭典アッセンブリッジ・ナゴヤ2019で、滞在製作による新作「屋合」を公演した山下残さん。

　「山下さんがひろたさんに会いに行く」というシンプルな設定から始まったお二人のやりとり。スタッフとして、その準備段階からの様子を間近で拝見できたことはとても幸せな体験でした。折しもコロナの影響でいくつものイベント事業が開催できなくなっていく最中、街中から人の姿が消えていく頃でした。そんな中、なんとかして人々が出会う場を残していきたいというお二人の想いにも強く共感しました。

　

  幕の閉じ方は誰も知らない

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　パフォーマンスをしながら、パフォーマンスができていくような、開いた幕の閉じ方を誰も知らないみたいなことができたら…という山下さん。個人的には、大変ワクワクしましたが、わかりやすく、消化しやすいのとは異なる種類の芸術を、街中のお店で、なんの予備知識もない人たちに見ていただくことって、中々ハードルの高いことでもありました。

　当日は、さまざまなハプニングもありながらも圧巻のステージ。「全然わからんなぁ」と笑いながら感想を語ってくれた常連さんたちの表情を見ながら、お二人と飲んだビールは最高でした。それぞれの感想は自由なのだという当たり前の事実への了解。異質なものを広く深く受け止めていける寛容性は、こんな場で育まれるのかもしれないと感じました。

　

 

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開催概要

△: 魅力的でにぎやか港まちに集う (1)地域の特色を活かしたにぎわいづくり
みなとA GO GO! 04「振付家・ダンサー山下残」、猫窓ひろたに会いに行く。ー音楽と踊り、お話とお酒にちょっと料理の夜ー

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