イベントレポート
グラフィックデザイナー小島邦康に学ぶ『みなとのみかた』
まずは発見してみよう
美術館やアートセンターのグラフィックを手がけ、自らZINEやリトルプレスも制作する小島邦康さん。ポットラック新聞では、紙面のデザインを行いながら『みなとのみかた』というコラムも連載していました。
今回は、参加者のみなさんと港まちを巡り、それぞれの『みなとのみかた』を束ねてデジタルブックを作っていきます。港まちへ繰り出す前に、まずは小島さんによるレクチャーから。「いつもと視点を変えて日常をじっと見つめてみる。主体的に面白いものを発見する」「自分の人生との接点を好き勝手に見つける。」「自分はこういうものに興味を持っている、大切にしているということを発信する」など、『みなとのみかた』を作る際のポイントを学び、いざ出発!
ポットラックビルから港まで、スマホやタブレットを手にぞろぞろとまち歩き。昭和を感じさせるレトロな看板や建物のタイルや錆の色など、それぞれが気になる・面白いものを発見し、写真を撮っていきました。
発見したものをアウトプットする
1時間弱のまち歩きから休む暇もなく、まち歩きで「なんか良い」と思ったものを並べてじっくりと観察。なぜ「良い」と感じたのかを考え、文章にしていきます。みなさん、スマホやタブレットを覗き込み、「う〜ん」と悩みながらも写真を選び、テキストを作成。それをもとに小島さんがデジタルブックをデザインし、「みんなでみなとのみかた」を作ります。
完成したデジタルブックには、かつて港まちにあった貨物列車が走る線路の名残や独特の形をした街路灯などが登場し、それぞれが感じたことを発表し合いました。「まち歩きが面白かった。自分の街でもやってみたい」「港まちのレトロな雰囲気がとても好き。次はお店を巡りたい」などの感想がありました。
開催概要
△: 魅力的でにぎやかな港まちに集う (1)地域の特色を活かしたにぎわいづくり
みなと A GO GO! 02 グラフィックデザイナー小島邦康に学ぶ『みなとのみかた』
日時|2月27日(土) 13:30~16:30
会場|港まちポットラックビル
参加者|6人
講師|小島邦康