心地よく安心な港まちで 暮らす

イベントレポート

慶和幼稚園での防災訓練


  子供と楽しく学ぶBOSAI



 港まちづくり協議会が慶和幼稚園との協働事業をスタートさせたのは、2012年のこと。東日本大震災以降の防災まちづくりを模索していた頃に、災害避難訓練を毎月実施している幼稚園があると聞いて、協働を持ちかけたのがきっかけでした。

    東日本大震災では、防災教育を受けた子供たちが率先避難者となり、大人や高齢者を含む地域の人々の多くの命を救ったという事例があります。私たちは、この事例に学び、大人が子供たちと一緒に学び合うような楽しい場づくりを心がけています。それは、素直に学ぼうとする子供たちの姿から自分たちの命を自分たちで守ることの大切さを再確認する機会になっています。

 



  その時どうするのかを一緒に考える



 この企画の肝は、「毎月の訓練の成果を1年に1度、保護者参観の日に披露する際に、参加された親御さんたち向けのプログラムも実施する」という2本立て構造にあります。子供向けプログラムを見守りながら、防災意識の高まった親御さんらと共に防災について考える場をつくることで、その成果がより効果的になると考えるからです。

 今年の親御さん向けプログラムでは、災害時に子供たちの引き渡しに関係する連絡カードを題材に、その記載内容を一緒に考えたり、それをきっかけにした互いの防災体験を語り合いました。中には、東日本大地震を現地で体験した方の貴重なお話もあり、学びの深い場となりました。

 

 



開催概要

○: 心地よく安心な港まちで暮らす (1)楽しく学び実践するみなとまちBOSAI
みなとまちBOSAI 慶和幼稚園防災訓練

日時|令和元年12月13日(金) 13:00~14:15
会場|慶和幼稚園
内容|園児向けプログラム (防災クイズ、防災ダック、防災手遊び歌)
   保護者向けプログラム (ワークショップ)
参加者|園児約200名、保護者約60名
協力|慶和幼稚園