みんなと港まちを創る

イベントレポート

江川線街路樹再生ワークショップ

 

  社会インフラの管理運営を市民と行政の協働で考える



 大木化した江川線沿線の街路樹は、管理コストや安全面からの問題を抱えていますが、ステイクホルダーが複雑であるため、中々着手できない状態が続いていました。そこで今年度は、全5回のワークショップを開催して、市民と行政による協働の場を開き、地域住民、地元企業、来街者、担当行政職員などの関係者が一同に会する場を設けました。また、その取り組みの様子は、ニュースレターと映像配信などを使って、地域内外に紹介し、広くご意見を募集しました。

  



  地域の声に耳を傾ける



 期間中は、機会を設けていつでもご意見を伺いますということで情報発信し、合わせて可能な範囲で影響の大きそうな江川線沿線の店舗や住宅にもヒアリングを実施しました。結果的には、賛成・反対含めてさまざまな地域の声を耳を傾ける機会になり、今後の展開に向けての大切な機会となりました。

  


  彩のある江川線



 歩道も広く自転車道も整備された江川線は、街路樹の生育もよく緑が印象的な公共空間が広がっています。しかしながら、税収の減少が進み、管理コストを維持することが不可能になってくるなかで、抜本的な改革が求められています。しかし、全ての街路樹を取り去ってしまうことも現実的ではありません。ワークショップからは、段階的に管理可能な中低木に植え替える、さらには広がりのある景観を活かして四季折々の花々が楽しめるなどの展望が生まれました。


  マーケットの開催



 また、単に空間を広げたり、彩を意識するだけでなく、定期的なマーケットを開催するなどの利活用を望む声も多数見られました。次年度は、引き続き意見交換の場を設けたり、マーケットイベント等の実験的な開催を試行していく予定です。



開催概要

みんなと港まちを創る (2)港まちに呼び込む新たな風
調査検討事業 江川線街路樹再生ワークショップ

期 間|令和2年11月〜令和3年3月に計5回
(11月4日、11月15日、12月17日、2月4日、3月4日)
会 場|港まちポットラックビル、江川線
参加者|延べ約130人

 

  WEBページ
 江川線街路樹再生ワークショップ

  チラシPDF
 江川線街路樹再生 チラシ