魅力的でにぎやかな港まちに集う

イベントレポート

みなと A GO GO! 05

ダンサー山下残 猫窓にてふたたびー『せきをしても1人』を上演するー

  山下残ふたたび



 アッセンブリッジ・ナゴヤ2019での滞在制作と新作『屋合』の上演がきっかけで、港まちとご縁が生まれた山下残さん。2020年度には、港まちにある「のみもの、たべもの、おんがく」のお店『猫と窓ガラス』にて一夜限りの公演を披露してくれました。そして今年再度上演されたのが『せきをしてもひとり』でした。コロナ禍にある中では、ある種気になるタイトルではありましたが、この演目は、2004年が初演の山下さんの代表作品で、「ダンスの戯曲化」をテーマに尾崎放哉の自由律俳句を取り入れたもの。この日限定で猫窓に登場した店主制作の特設舞台にて特別な公演となりました。


  幕の閉じ方は誰も知らない



 店内には常連のお客さんから山下さんのファン、そして尾崎放哉の研究者まで、まさに多様なジャンルの方々が入り混じり、街の社交場さながらの雰囲気が醸されていました。自らの呼吸を、「吸った」さんと「吐いた」さんの共演と見立て演じる山下さんには、自他を見つめるメタ的な見地が感じられます。そんな山下さんは、猫窓というお店はもちろんのこと、この港まちはとても居心地がいいと言って下さいました。新しいもの、時に奇妙で実験的なものを創り出すことを生業とする芸術家か好む何かがこの街にはあるようです。
 

 
 



開催概要

△: 魅力的でにぎやか港まちに集う (1)地域の特色を活かしたにぎわいづくり
みなとA GO GO! 05 
ダンサー山下残猫窓にてふたたびー『せきをしても1人』を上演するー

日時|3月14日(日) 16:00~18:00
会場|猫と窓ガラス
参加者|19人
講師|山下残

  WEBページ
 
 05「ダンサー山下残」猫窓にてふたたびー『せきをしても1人』を上映するー