心地よく安心な港まちで 暮らす

イベントレポート

慶和幼稚園での防災訓練・防災教育


  防災訓練の成果発表会として



 東日本大震災の直後から毎月の防災訓練を欠かさず実施しているのが港まちにある慶和幼稚園です。その慶和幼稚園で年に一度、親御参観の形式で防災訓練の様子を披露するとともに親御さん世代への防災啓発を実施するお手伝いを実施しています。園児たちの親御さん世代は20〜40代が多く、家庭ではもちろんのこと、地域の中でも被災時には主役となって行動することが期待される対象者でもあります。我が子の訓練を見て防災意識が高まっているタイミングで防災啓発の企画を実施することは、非常効果的で有意義な取り組みであることとして毎回好評をいただいています。



  できることを工夫して



 2020年度はコロナ禍のため例年のような取り組みは実施が叶いませんでした。しかし、何らかの取り組みは実施できないかと検討を続けていたところ、園児たちのお絵描きを使ったオリジナル携帯トイレの作成が発案されました。携帯トイレのパッケージデザインにそれぞれの園児たちのお絵描きを採用することで、マイ携帯トイレが作成できます。そこにはQRコードも印字されており、実際に幼稚園で撮影した携帯トイレの使い方動画を見ることもできます。その動画をみながら各家庭で防災を話題にしていただき、防災を考えるきっかけを促すことが私たちのねらいでした。コロナ禍ではこれまでに当たり前に取り組んできたものが通用しない状況が次々に生まれますが、できることを工夫していくことで新しい発想が生まれる機会にも繋がっています。

 

 



開催概要

○: 心地よく安心な港まちで暮らす (1)楽しく学び実践するみなとまちBOSAI
みなとまちBOSAI 慶和幼稚園防災訓練

日時|令和3年3月までに配布
会場|慶和幼稚園
内容|
園児のイラストをパッケージにした携帯トイレの作成と映像配信
参加者|約230名
協力|慶和幼稚園