心地よく安心な港まちで 暮らす

イベントレポート

トワイライトスクールへのアーティスト派遣

トワイライトスクールにアーティストを派遣し、8組のアーティストそれぞれの得意を生かした講座を行いました。はじめて触れる方法や画材に新鮮な反応を見せる児童にアーティストが応じ、更に新しい驚きや体験が生まれていきました。港まちに期間限定でアトリエを構えるアーティストも講師となり、講座外でも街で挨拶を行うようになりました。地域での文化芸術を扱った良い循環が起きています。


  地域のイベントをライトアップ!


1、竹灯りを作ろう
切った竹を見たことのない児童が多く、植物としての竹の話や、扱い方、竹灯り・灯籠の実作など全5回の講座を実施しました。完成した竹灯りの優しい灯は、小学校で開催される「地蔵盆まつり」の入場口で来場者を歓迎し、地域連携が深まる兆しを見せてくれました。



 

  歌ってはねて大きな声で元気良く


2、うたをつくろう
2023年に作曲した「トワイライトのうた」をベースにあたらしいメンバーと新たに作詞を行いました。1年ぶりの講座でしたが曲を覚えている児童が多く、歌詞の入れ替えも大盛り上がり。地域内外の人々が集うイベントで一部児童が練習した成果を披露しました。


 
 

  開いて生まれる不思議な生き物


3、3人で絵を描こう!
三つ折りにした紙に、1区画を1人が描いている間、2人は目を閉じ、全員書き終わると予想もつかない生き物が生まれる面白さを楽しむ講座。講師は港まちに短期滞在するインドネシアのアーティストで、児童が言語以外を使って交流を図ろうとする姿勢が印象的でした。


 

 

  よく描いて、派手に破く


4、大きな紙で遊ぼう
教室中に敷かれた紙にペンを使い思い思いに描きます。「せっかく大きな紙だから」と、はじめに体を使って大きく円を描き、塗りつぶしや陣地取りを他所目に黙々と描く子ら総勢40名超。片付けるため、合図で一斉に紙を破いていく児童のパワーに圧倒されました。

 

  なんでも自分で作ってみよう


5、針金で形をつくろう
「一本の針金からなんでも作れること」に児童と挑戦する企画。毛糸で装飾を施した針金のメガネを作りました。小学一年生は、空中で意図通りに形成することの難しさや、引き伸ばしてから針金が繋がっていることを理解するなど、講師も試行錯誤しながら多くの学びが生まれました。

 

  足元にも埋まっている土の性質を学ぶ


6、土で絵を描こう!
西築地の埋め立てにも使われた常滑の土を見せるところから開始。2種類の粘土を使い、産地による色の違いを知りました。児童たちは粘土を水に溶かした2色の絵の具を自由に扱い、削る描法や、水で線を消すことができること、乾くと色が変わることを自身で発見していきました。

 

 

  定規を巧みに使って描く


7、線で絵を描こう!
定規をはじめて使う児童も多くいましたが、点を結ぶと線になり、線が連なると輪郭が生まれることを体得していきました。理屈をつかむと手の動きが早くなり、練習問題が終わると複雑な図案を真似始めるほどめり込む児童も。最後に講師オリジナル定規が贈られました。

 

  中国人の友だちができた時に


8、中国語を知ろう
日本画家で中国・廈門出身の講師が、中国語講座を実施しました。たくさんの写真で出身地の説明を行い、挨拶やピンインを発話してみます。じっと聞くことが難しい児童も、中国語の早口言葉が始まると率先してリズムを取るなど、楽しんでいる様子が伝わってきました。

 



開催概要

〇:心地よく安心な港まちで暮らす (2)暮らしの豊かさを育むコミュニティ活動
トワイライトスクールへのアーティスト派遣

 

日 時|2024年7月25日、9月27日、9月8日、10月23日、11月1日、11月20日、11月27日、12月6日、
    12月18日、2025年1月24日、2月19日、2月29日、3月7日

会 場|トワイライトスクール
参加者|各回20〜40名程度
講 師|HIRO、テライショウタ、フィトリアニ・ドゥイ・クルニアシ、バユ・ウィドド、進藤冬華、
    
五月女かおる、山岸大祐、​​仙波瑞姫、楊 アジョ