27年度終了
「THE BIGINNINGS (or Open-Ended)」 第2期をスタートします!!
港まちでは、1980年代以降さまざまな国際的現代アートの活動が行われてきた歴史があります。
その素地を受け継ぎ、創造性を持って活動する人びとを歓迎し、制作・実践の場を創出することによって、創造的なアイデアをまちに還元していくことを目指すべく、新たなアートのプログラム「Minatomachi Art Table,Nagoya[MAT,Nagoya]」をMinatomachi POTLUCK BUILDING(港まちポットラックビル)グランドオープンを皮切りに始動します。
ゲストキュレーターに飯田志保子氏を迎え、2組のアーティスト(毛利悠子氏、ペーター・フィッシュリ&ダヴィッド・ヴァイス)の作品を段階的に展示します。
ポットラックビルのオープニング展となった「THE BEGINNINGS(or Open-Ended)」第1期は10月4日(日)~10月31日(土)に開催、2月26日(金)からの第2期では、日産アートアワード2015のグランプリを受賞してから初めての新作発表となります。
〈開催概要〉
■開催期間 : <第1期>2015年10月4日(日)~10月31日(土) ※終了しました
<第2期>2016年2月26日(金)~3月27日(日)
■時 間 : 11:00~19:00(入場は閉館時間の30分前まで)
■会 場 : Minatomachi POTLUCK BUILDING 3F
(名古屋市港区名港1-19-23)
*名古屋市営地下鉄 名港線「築地口」駅下車、2番出口より徒歩1分
■休 館 日 : 日曜・月曜・祝日
〈内容・ゲストプロフィール〉
2期にわたり開催する本展は、フィッシュリ&ヴァイスの代表作《事の次第》を両期間で通底させつつ、第1期では毛利氏の過去の作品を中心に展示し、第2期では毛利氏が港まちをリサーチし、その体験をもとに新作を制作します。
港まちに住んでいる人や観光で訪れる人、クリエイティブな想いを持って活動する人など、多くの人たちが混じり合いながら新たなまちの風景をつくっていくように、本展を通じて新たに立ち上がるアートの風景をお楽しみください。
飯田志保子/Shihoko IIDA
1975年東京都生まれ。東京藝術大学美術学部先端芸術表現科准教授。1998‐2009年東京オペラシティアートギャラリーキュレーター。2011年までクイーンズランド州立美術館に客員キュレーターとして在籍後、「あいちトリエンナーレ2013」共同キュレーター、「第15回アジアン・アート・ビエンナーレ・バングラデシュ」日本公式参加キュレーター、「札幌国際芸術祭2014」アソシエイト・キュレーターなどを歴任。
毛利悠子/Yuko MOHRI
1980年神奈川県生まれ。東京都在住。日用品やジャンクと機械部品を再構成した立体物を展示環境に寄り添わせることで、時期や重力、光、温度など、目に見えない力をセンシングするインスタレーション作品を制作している。2015年春より半年間、アジアン・カルチュラル・カウンシル(ACC)の招聘でニューヨークに滞在。近年の主な展覧会に「ヨコハマトリエンナーレ2014」(横浜美術館、2014年)、「おろち」(waitingroom、東京、2013年)、「サーカス」(東京都現代美術館ブルームバーク・パヴィリオン、2012年)など国内外多数。東京駅構内の水もmれの対処現場のフィールドワーク「モレモレ東京」を主宰。
ペーター・フィッシュリ&ダヴィッド・ヴァイス/Peter Fischli&David Weiss
ペーター・フィッシュリ:1952年チューリッヒ生まれ。チューリッヒ在住。
ダヴィッド・ヴァイス:1946年チューリッヒ生まれ。2012年に逝去。
1979年より共同で制作を始める。彫刻や映像、写真、インスタレーションなどさまざまなメディアを用いて、ありふれた日常の光景をテーマにユーモアや皮肉を織り交ぜた作品を発表している。主な展覧会:「映像フェスティバル2013よくある逆さま言葉 ペーター・フィッシュリ&ダヴィッド・ヴァイスの世界」(北海道近代美術館、2013年)、「Rock on Top of Another Rock」(Kensington Gardens,Serpentine Gallery、ロンドン、2013年)、「Peter Fischli/David Weiss」(Spruth Magers、ベルリン、2013年)、「ペーター・フィッシュリ ダヴィッド・ヴァイス」(金沢21世紀美術館、2010年)など世界中の美術館、ビエンナーレで展示されている。
MAT, Nagoya WEB:http://mat-nagoya.jp/